マクロビオティックと菜食主義について
玄米食と菜食主義
玄米食にとって菜食はなくてはならない存在です。
玄米は、リンの含有量が多いので酸性食品です。
フィンチ酸というのがカルシウムやマグネシウムと結合してカルシウムの吸収を妨げると言われています。
このことからカルシウムとリンのバランスをとるために、カルシウムの多い野菜類をたくさん摂らなければならないと言えます。
これが、玄米食には菜食が必要とされる理由です。
カルシウムは小魚などで摂ってもよいわけです。
しかし、菜食愛好者によると、玄米を常食していると自然に肉や魚類が欲しくなくなるとも言います。
体が、そうした栄養を要求しなくなるということでしょう。
菜食主義の度合い
菜食主義といっても、穀物・野菜以外は一切口にしない徹底したものから、単に野菜中心の食事というものまであります。
国際菜食主義連合などは、牛乳、乳製品、受精していない卵、植物油等はちゃんと摂っていて栄養学的には配慮されています。
野菜には、糖分、脂肪分、ビタミン類など一応栄養は含まれていますがその含有量は少量です。
必要な栄養を賄うことを考えると若い世代の菜食主義は徹底したものではなく「ほどほど」がよいのではないでしょうか?
では、歳をとってからはどうでしょう?
必ずしも菜食がよいといえるかどうか?
脳卒中の発生が農村より漁村のほうが少ないのは、魚をさくさん摂るため、血液中のたんぱく質が血管壁を丈夫にするという報告があります。
マクロビオティックでは、「小食と玄米菜食主義が基本」が理想ですが、私はこだわりすぎないようにしています。
根本的には食事に善悪なしです。
マクロビオティックの基本的な食習慣が実践できていれば、時々は刺激が欲しいもの。
楽しく魚や肉を食べたり、お腹いっぱい食べてもよいでしょう。
白米が悪くて玄米が善いものではなく食べ方です。
野菜が善くて肉や魚が悪いものではなく、食品の組み合わせに注意します。
例えば、魚を食べる場合は魚の毒消しに大根を添えます。
焼き魚には、大根おろし。
刺身には大根のつま。
月一度食べる焼き魚には、杯一杯の大根おろしでもよいでしょうが、毎日のように魚を食べる人は、
お茶碗一杯の大根おろしを食べないと毒消しになりません。
魚に対して、大根以外にしその葉も毒消しの役目をします。
肉には、にんにく、しょうが、レモンなどが毒消しになります。


